ペットを飼って困ることといえば、飼い主が家を留守にするときの留守番ですよね。中でも犬は群れで生きる動物であり飼い主さんが大好きです。長時間ひとりぼっち、あるいは、犬だけというのは厳しそうですよね。

しかし、犬が留守番してくれないと飼い主さんが出かけられないのは事実です。いつでも飼い主さんが家に居られるわけではありません。買い物や急な法要など、犬を家に置いて出かけなければならない場面は沢山考えられます。

ここではどうやって犬に留守番してもらうか、ケース別に紹介します!尚、健康な成犬であることを前提に紹介しますので、子犬や持病等がある場合はそれに対応して適宜アレンジしてください。

犬の留守番の基本的な方法

留守番の方法のうち、まず疑問に思うのは部屋にフリーにするのか、それともゲージの中に入れるのか、ですよね。これは普段どうしているかによると思います。

普段からフリーであるならば、留守番の際もフリーで良いでしょう。毎日留守番しなければならない犬の場合も、フリーの方が運動できるという点では良いです。

普段からフリーなのであれば、部屋に犬にとって危険な物が置いてあることは少ないでしょうし、犬にもきっとお気に入りの場所があるだろうと思います。トイレがきちんとできる、いたずらをしない、という2つの条件がクリアできるのならばフリーで良いと思います。

ただし、フリーで留守番してもらう場合は、いつも犬がいる部屋以外の部屋には入れないようにしましょう。しつけができている犬であっても、台所や浴室などに勝手に入れないように、玄関に勝手に降りないように柵を設置するなどの対策は必要です。

普段からゲージに入っている犬の場合は、ゲージに入れてお留守番するのが良いでしょう。ゲージの中にはベッド、トイレ、給水機が揃っているので、犬も不自由しません。

ただし、よくジャンプする犬、今までにゲージから脱走したことがある犬であるならば、ゲージに屋根をつけましょう。ゲージから脱走して普段入らない部屋に行って怪我をしたら困ります。ゲージで留守番させるときはゲージから脱走しないように対策をとりましょう。

ごく短時間の留守番であればクレートでも良いでしょう。ドライブや災害時等でクレートに入れた方が良いので、短時間であればトレーニングも兼ねてクレートに入れてみても良いでしょう。

次に気になるのは水や食事だと思います。水は朝に給水機に補給したら大丈夫だと思います。多頭飼いなら、容量がたっぷりある給水機を用意しましょう。

食事ですが成犬であれば朝夕2回で十分なので、飼い主さんが出かける前に食べさせたなら帰ってきてあげれば良いと思います。留守番中にはガムを与えたり、知育トイなどにフードやおやつを入れて空腹を紛らわすことができるようにしましょう。

あまりにも飼い主さんの帰宅時間が遅く愛犬がお腹を空かせすぎるようであれば、自動給餌器であげるのも1つの手です。自動給餌器の中にはカメラが付いていて愛犬の様子を確認できるものもあります。

最後にトイレですが、一度排泄したトイレにもう一度排泄するのを嫌う犬の場合は複数設置する必要があります。朝と夜の散歩で排泄するのであれば、トイレは1つ置いておけば大丈夫でしょう。

基本の留守番の方法は以上となります。

犬の留守番の仕方シチュエーション別

犬に留守番をしてもらう状況は様々です。また、犬によっては留守番の際に問題行動を起こすこともあります。ここではそれらに付いての対応を紹介します。

①季節

・春や秋など、室温が22度程度に保てる快適な季節であればエアコンは必要ありません。湿度は60%程度は欲しいので、湿度が低いようなら加湿器を使いましょう。

・夏は犬にとっては修羅場です。エアコンは必須です。犬は人間よりも暑さに弱いため、室温を25〜26度に保てるようにエアコンを設定しましょう。人間と同じ28度では熱中症になるリスクもあります。少し贅沢ですが、エアコンは25〜26度に設定です。飲み水も十分に用意しましょう。

また、夏は日差しがきついのでカーテンを閉めても良いでしょう。カーテンを片方だけ開けて、もう片方は閉める、ブラインドの角度を調節するなどして、日差しを遮りましょう。

・冬は犬種によります。暑い地方原産の犬であれば寒さに弱いですが、寒い地方原産の犬ならば寒さに強いです。

室温を22度程度に保てるようエアコンを効かせつつ、床暖房やホットカーペットを使う時は犬が自分の意思で体温調節できるような環境を整えましょう。床から部屋を暖める場合はスノコを置いて、犬が暑いと思ったらスノコに乗れるようにするなどの対策が必要です。

寒い時はベッドに毛布を入れて保温性を高めたりしましょう。サーキュレーターで空気を循環させるのもおすすめです。冬場は乾燥しやすいので加湿器をつけましょう。

②期間

・30分〜2時間程度の短時間の留守番で、犬が排泄する可能性が低いのであれば、クレートに入れるのがおすすめです。暗くて狭い場所に大抵の犬は落ち着きを感じます。夏場は熱中症対策として陽が当たらないところにクレートを置き、給水機を外付けしておきましょう。

・10時間程度のお留守番であれば、環境さえしっかりしていれば犬は十分留守番することができます。犬が退屈しないようにおもちゃを与えるなどの配慮をして留守番してもらいましょう。

・1日以上になると犬の留守番は厳しいです。ペットホテルや動物病院で預かってもらうのがベストです。やむを得ない場合は自動給餌器や自動給水機を設置し、トイレを複数用意して出かけましょう。2日以上の場合はペットホテルや動物病院に預けましょう。家族や友達、ペットシッターに頼むのも手です。

③いたずらをする犬の場合

・いたずらをする理由として、飼い主さんがいないのが寂しく構って欲しい、単に退屈で遊んだ結果がいたずらになった、などがあります。犬がどうしていたずらするのか、その原因を考える必要があります。

・飼い主さんがいないのが寂しくていたずらする犬の場合は、徐々に留守番の時間を長くするトレーニングをしたり、犬に1人で過ごす時間を作り一人遊びを覚えてもらうなどの方法があります。また、普段からテレビが長時間付いている家ならテレビを付けたまま出かけましょう。普段と同じ環境なら安心するかもしれません。

飼い主さんも出かける時は淡々と出かけ、帰ってきた時も大げさな愛情表現は避けましょう。こうすることで、留守番は特別なことではなく普通のことだ、と犬に示しましょう。

・単に遊んだ結果がいたずらとなった犬の場合、遊んでいたものを確認しましょう。スリッパならば犬の見えないところに片付ける、ティッシュペーパーなら犬の届かない高いところに置く、ゴミ箱なら犬がいる部屋の外に置くなどの対策を取ります。

むやみに怒っても、いたずらをした直後でなければ犬はなぜ怒られているのか理解できません。犬には悪気がないので先手を打つ必要があります。

いたずらの跡を見て、もし犬が誤食した可能性があれば、すぐに病院に行きましょう。誤食したものが消化管を傷つけたり、腸閉塞を引き起こす可能性があります。

④無駄吠えをする犬の場合

・飼い主さんがいないのが不安で吠える犬もいます。無駄吠えは下手するとご近所トラブルの火種となりかねないので、留守番のトレーニングを早急に行いましょう。

・また、雷や風の音など、特定の気象の音に恐怖を感じて吠える犬の場合も、その音に慣らすトレーニングをしておきましょう。そうすれば、気象条件が悪い時も留守番できます。

③と④に関して状況を確認したい時は、ペットのお留守番カメラを利用しましょう。カメラを設置すれば、スマホのアプリで確認することができます。

3.まとめ

  • 留守番は普段と同じような環境で行う
  • 季節ごとの対応を行う
  • 1日以上の留守番は預けるのがベスト
  • いたずら・無駄吠えは原因を見極めて対応を

飼い主さんと離れる留守番は犬にとっては寂しいことです。しかし、留守番はできなければ困ることでもあります。

犬にとって快適な環境を用意して、留守番ができるように日々トレーニングしましょう。

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