最近はホームセンター等にも子犬用・成犬用・シニア用・犬種対応フード・アレルゲン対応フードなどいろいろな種類のフードがたくさん並んでいます。種類が多すぎてどれを選んでいいのか悩む、という声も耳にします。
愛犬家の皆様、愛犬のごはんどうされていますか?ドライフード?ウエットフード?
近頃は手作りごはんという選択肢も増えてきています。
私は十数年間、安心安全無添加の犬が喜ぶ手作りごはんのお店に勤務し、今年12才になる愛犬にも手作りごはんを与えています。今回はそんな手作りごはんのあれこれを体験談もふまえお伝えします

犬の手作りごはんってどんなもの?


手作りごはんとは、長期保存の効くドライフードや水分含有量の多いウエットフードではなく肉や魚、野菜、ごはんなどを加熱したり生で与えるごはんのことです。最近では犬の手作りごはんに関する本や情報が手に入るようになり、獣医師やペット栄養士などの資格を持った方が書かれている本もたくさん出版されています。
とはいえ、食べ慣れたドックフードから手作りごはんに切り替えるのは、いろいろ疑問や不安が出てくると思います。実際注意するべきこともありますのでご紹介いたします。

こんな子におすすめ手作りごはん


我が家の愛犬が手作りを始めたきっかけは食の細さでした。ドライフードを与えていたのですが、食が細く痩せていたので手作りに挑戦したところ手応えあり!見違えるほど食への関心を持ち、今ではキッチンに立つだけでキラキラした目でこちらを見ているほどです。
我が家の愛犬同様、食への関心が薄い子だけではなく…

毛艶や皮膚が悪い子
涙やけ、体臭がひどい子
水分をあまりとらない子
ダイエット中の子

などにおすすめです。

犬の手作りごはんで気をつけたいこと


人間が食べられるもの全てを犬が食べられるわけではありません。人間にとってはおいしいものでも、犬にとっては中毒性のあるものがあります。個体差や摂取量によっては命に関わることもありますので注意が必要になります。

ネギ類

ネギや玉ねぎなどは犬が食べてはいけないことで有名な食材です。これらを摂取することで体内の赤血球が破壊され、貧血を起こし最悪の場合死に至ることもある犬にとっては非常に危険な食材です。

チョコレート

カカオに含まれる「テオブロミン」と」いう成分には犬の中枢神経を刺激し、不整脈や心拍上昇などの症状や発作を引き起こす可能性があると言われています。

調味料

犬に味付けは必要ありません。素材の味だけで十分です。嗜好性が高く偏食を引き起こすだけでなく、塩分が非常に高いので病気の原因となります。どうしても何か味付けをしたいという方は鰹節や昆布などで出汁を取りましょう。

ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工食品

こちらも塩分が高く、保存料や添加物が含まれるものもあります。

鶏や魚の骨

鶏や魚の骨は鋭利なので飲み込んだとき、喉に刺さる可能性が高く危険です。与える場合はしっかり骨を取り除きましょう。

生卵

加熱すれば何の問題もありませんが、生卵の場合白身に含まれている成分がビタミンの吸収を阻害するので与えてはいけないとされています。大量に生の白身を摂取すると食欲不振や皮膚炎、脱毛などの症状を引き起こす恐れがあります。生の黄身なら与えても良いとされているので、生で与える時は黄身のみにしましょう。

犬の手作りごはんのメリット、デメリット

メリット

・水分が食材から取り入れやすい
・何が入っているか把握できる安心感
・栄養価の高い旬の食材を取り入れることができる
・年齢や体質、持病を考慮した食事を与えられる
・新鮮な食材を与えることができる
・味付けをすれば同じ物を飼い主も食べることができる
・体臭、涙やけなどの改善

デメリット

・長期保存がきかない
・ペットホテルなどに預けるときなどの持ち運びの問題
・栄養バランスやカロリーなどへの配慮

犬の手作りごはんにおすすめの食材


ささみ
低カロリー高タンパク質のささみは、手頃に手に入る上お値段もお手頃です。
毛艶を良くしたい子やダイエット中の子に特におすすめ。

マグロやイワシ、サケなどの魚
魚は肉からは摂取できないDHAやEPAなど動脈硬化や脳の働きをサポートする不飽和脂肪酸とう栄養素が豊富に含まれています。魚によっては寄生虫などの危険性があるものもあるので、必ず加熱した上骨には気をつけて与えてください。

かぼちゃ
かぼちゃにはビタミン、カリウム、鉄分などの栄養素が豊富に含まれています。動脈硬化の予防や老化防止の効果があるとされています。ただしカロリーが高めなので、ダイエット中のわんちゃんは注意が必要です。

豆腐や納豆などの大豆食品
豆腐や納豆の原材料の大豆は「畑の肉」といわれるほどタンパク質が豊富です。タンパク質は筋肉や皮膚、臓器の健康維持に役立ちます。消化もよく、安価で手に入りやすいのですが大豆アレルギーを持っている子もいますので、初めての場合は少しづつ与えてください。

おすすめのレシピ3選


ささみと豆腐のそぼろ煮
ささみ   40g
人参    10g
かぼちゃ  20g
豆腐    30g
① ささみを一口大、野菜類をみじん切りにする
② ささみと水を鍋に入れ、火が通ったら野菜を加えかぼちゃが柔らかくなるまで煮る
③ ②に豆腐を崩しながら入れひと煮立ちしたら出来上がり。

納豆チャーハン
豚ミンチ    100g
人参      30g
キャベツ    30g
納豆      1パック
ごはん     100g
卵       1個
① 野菜類をみじん切りにしておく。
② 卵をとき炒り卵を作って、別に取っておく。
③ ミンチをフライパンで炒め、野菜類も入れ火が通ったらごはんを入れる。
④ ②の炒り卵と納豆を加えて出来上がり。

イワシのつみれ汁
イワシ     100g
人参      30g 
大根      30g
キャベツ    30g 
しいたけ    10g
① イワシはフードプロセッサーなどでミンチにしておく
② 野菜類はみじん切りにしておく。
③ 鍋に水を入れ沸騰させ、イワシをつみれ状にして入れ煮る。
④ 火が通ったら野菜を加え、煮えたら出来上がり。

半手作り!ドックフードにトッピングするおすすめの食材


やはり手作りごはんは自信がない、という方にぜひおすすめしたいのがドッグフードにトッピングする半分手作りごはん。今のドックフードを少し減らして、トッピングして与えてみてください。少食のわんちゃんにお悩みの飼い主さんは、手軽に食いつきの良さを実感できるかもしれません

加熱調理なしのトッピング
・人参やキャベツなどを千切りやみじん切りにしたもの
・無糖ヨーグルト
・味付け無しの納豆

簡単調理のトッピング
・茹でたさつまいも
・ささみなどを茹でたもの(茹でたスープごとかけてもOK)
・細かく切った肉や魚と野菜を煮たスープ

犬の手作りごはんまとめ


手作りごはんは愛犬の年齢や運動量、体質などにより必要な栄養素やカロリーなどが違ってくるので正解はありません。人間でも毎日完璧な食事をすることは困難です。栄養バランスはもちろん大切ですが、毎日同じものばかり与えている…なんてことがなければ、難しく考えることはありません。
毎日の愛犬の毛艶やフン、体重の変化などをチェックしながら楽しく始めることがなにより大切です。手作りごはんを始めたことで、飼い主さんの不安やストレスが増えるようでは意味がありません。まず始めてみて臨機応変に対応していきましょう。
何よりおいしそうに食べてくれる愛犬の姿を見ることは至福の時間です。愛犬自身もごはんの時間が前よりもっと待ち遠しくなることは間違えありません!
楽しく手作りごはんを始めてみましょう!

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