魚を使ったドッグフードはご存知でしょうか。一般的なドッグフードは肉などの動物性食品や穀物などの植物性食品が使われています。しかし中には魚を主に使ったドッグフードも存在しており、様々な良い効果のある犬にとっての健康食品となっています。どんなことに効果があるのか、魚系ドッグフードの特徴、選ぶ際の注意点やデメリットなども紹介していきます。

魚系のドッグフードの特徴は?


魚系ドッグフードとは名前の通り魚を使ったドッグフードのことを言います。一般的なドッグフードは豚肉や牛肉を使用することで動物性たんぱく質を摂取していますが、このドッグフードはサーモンやニシンなどの魚をメインに使用することで動物性たんぱく質を摂取できるようになっています。魚を使っているため一般的なドッグフードとは違った特徴があります。

高タンパクで低カロリー

魚系のものは高タンパクでありながら脂質は少ないためカロリーは低い特徴があります。肉系のドッグフード使われている牛肉は100gでカロリーは370kcalほどでタンパク質は14g、脂質は33gほどなのに対し魚系のドッグフードで使われるスケトウダラは100gでカロリーが79kcal、タンパク質20g、脂質0.3gと牛肉と比べかなり健康的と言えます。カロリーが低い分一般的なドッグフードより多く食べても太りづらい特徴があります。

低アレルゲン

魚系のドッグフードはアレルゲンとなる材料が少ないためアレルギー反応が出づらい特徴を持ちます。

オメガ3脂肪酸を多く含む

オメガ3脂肪酸は魚などから抽出されたオイルや植物由来のオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸の一つです。このオメガ3脂肪酸から生成される生理活物質が炎症を抑えたり、悪玉コレステロール値を下げる、血液トラブルの抑制やアレルギー症状の穏和といった効果があります。代表的なものとしてDHAやEPA、a-リノレン酸などがあります。しかし過剰に摂取すると黄色脂肪症といったビタミンEの不足により脂肪が蓄積してしまう症状や出血が止まりにくくなるといった症状が出る可能性があるので注意が必要です。

魚系のドッグフードを使うメリット


魚系のドッグフードの特徴についていくつか説明しましたが、犬にとってどんなメリットがあるのでしょうか。魚系ドッグフードに変えるメリットについて紹介します。

太りにくい

肉に比べ魚はカロリーが低くく太りにくいといったメリットがあるため肥満対策やダイエットに有効です。またタンパク質が多く含まれているため栄養が偏ることなく体重のコントロールができます。

アレルギー反応が出にくい

一般的なドッグフードに含まれる鶏肉や牛肉を食べ続けることで「遅延型食物アレルギー」を発症してしまうことがあります。しかし魚の場合これらの肉と比べ消化や吸収が早くアレルギー反応が出づらいという特徴を持つため肉系のドッグフードではアレルギーが出てしまう犬も魚系のドッグフードに変えることでアレルギーを引き起こしにくくなります。

皮膚の健康が維持できる

魚に含まれるオメガ3脂肪酸はアレルギー症状の穏和や血液のトラブルの予防だけでなく皮膚の健康を保つ効果があります。また毛質が良くなったりと様々な効果があり犬の健康にとって良いことばかりです。

魚系ドッグフードのデメリットは?


いいところばかりのように思える魚系ドッグフードですがいくつかデメリットもあります。

腹持ちの悪さ

消化がいいということは逆にいうと腹持ちが悪いというデメリットがあります。普段から食べる量の多い犬だとすぐお腹が空いてしまいストレスに感じてしまうかもしれません。ダイエットやアレルギーには効果的なドッグフードですが特に症状のない犬には肉系のドッグフードか、たまに魚系のドッグフードを与える方がいいかもしれません。

食いつきが悪くなるかも

いつもと違うドッグフードだとあまり食べてくれなくなる場合があります。それだけでなく魚系のドッグフードは肉系に比べるとさっぱりとした味なので肉系が好みの犬は食べなくなってしまう可能性があります。無理にあげようとはせず愛犬の好みを理解してあげてドッグフードを選ぶようにしましょう。

種類が少ない

一般的なドッグフードは肉がメインのものが多いため、肉が使われていない魚がメインのドッグフードはなかなか種類がありません。そのため選ぶものが限られてしまうため愛犬に合ったドッグフードを探すのが難しいかもしれません。

魚系のドッグフードはこんな犬におすすめ

メリットやデメリットを紹介してきましたが犬により一般的なドッグフードが合っているか魚系の方が合っているかは犬の体質によりそれぞれです。必ずしも魚系のドックフードが愛犬にとって良いとも限らないのでどのような犬が適しているか確認しておきましょう。

肉アレルギーを持っている

肉系のドッグフードにアレルギーがある場合は魚系のドッグフードであればアレルゲンも少ないため食べてもアレルギーが発症することはほとんどありません。そのため普段のドッグフードではアレルギー症状が出てしまう犬には魚系のドッグフードに変えてみるといいかもしれません。

肥満気味

魚系のドッグフードは低カロリー、低脂肪のためダイエットに向いています。ダイエットのためにご飯の与える量を減らしたりカロリーだけを減らしたりしがちですが、そうしてしまうと脂質を多く摂取してしまったり筋肉や血、骨のためのタンパク質がちゃんと獲れなかったりと体によくないダイエットになってしまうかもしれません。魚系のドッグフードであればタンパク質も多く含むため健康的なダイエットに向いています。

皮膚のトラブルを抱えている

オメガ3脂肪酸は皮膚トラブルにも効果があります。オメガ3脂肪酸の一つであるEPAには炎症を抑える効果があり、愛犬が皮膚の炎症などのトラブルで悩んでいる時魚系のドッグフードに変えることで症状が改善されることがあります。

魚系ドッグフードを選ぶ際の注意点


魚系のドッグフードを選ぶにあたっていくつかの注意点があります。

原料に肉が使われていないか

肉類に対してのアレルギー対策で魚系のドッグフードを選んでいる場合は肉類の使われていないものを選ぶ必要があります。魚が主材料のドッグフードであっても肉が使われている場合もありますので購入する際は確認するようにしましょう。

魚の種類がはっきりしているもの

選ぶ際には使用されている魚の種類や品質がわかるものを選ぶようにしましょう。「タラ」や「サーモン」など魚の種類がはっきりしているものでなく「魚介類」といった種類が特定できないものだと安全面がわからず愛犬に影響が出てしまうかもしれません。

穀物不使用のもの

穀物は摂りすぎると消化不良の原因になり、適量であれば問題ないものの内臓には負担がかかってしまう可能背があります。またアレルギーの原因になることもあるのでアレルギー対策で魚系ドッグフードを選んでいる場合には穀物が不使用のものを選ぶ必要があります。

なるべく無添加のもの

中には人間の食べ物に使用できない添加物を使用している場合があるため天然素材でない酸化防止剤が使われている場合にはなるべく買わないようにしましょう。しかし酸化させないためには必要なものではあるため安全性を考えて選ぶことが大事です。

まとめ<


一般的な肉を使ったドッグフードと魚を使ったドッグフードのどちらの方が良いということはありませんが、肉系のドッグフードではアレルギーが出るといった場合や肥満気味でもう少し痩せさせたいという時には魚系ドッグフードの方が優れています。しかしドッグフードを変えたことでご飯をあまり食べなくなってしまう犬も少なくなく、そういう時は無理に食べさせるのも良くはありません。愛犬の体質や好みを理解し状況に合わせてドッグフードを選ぶようにしましょう。

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